2013年6月26日水曜日

「仕事やめたい…」職場ストレスおとなのいじめ

パワハラ、モラハラといった、いわゆる「おとなのいじめ」が、取りざたされています。
パワハラをその背景に持つと思われる事件がニュースに上ることも少なくありません。

 

職場ストレスと雇用形態


最近は派遣社員という働き方も一般的になっていますが、企業が派遣社員との雇用関係を正確に理解していないなどによってトラブルが増加しています。

企業側は手が足りないからと新しい人材を採用しているケースが少なくないため、労働者のもつ能力との間にミスマッチが起こります。
労働者の側は、与えられた仕事が自分のそれまでのスキルとずれていると、力を発揮できませんし、企業は「即戦力」を期待していただけに、役に立たないイライラ感を持ってしまいます。そこで、相談する相手が社内に見つからないと、ストレスに追い込まれてしまいます。仕事の全体像を知らされないまま仕事を押し付けられ、やる気を失い、また、経済不安から「いつ首を切られるかわからない」派遣社員であるために将来を悲観しやすくなりますし、上司から、あるいは正社員から、いわゆる「パワハラ」を受けるケ-スが多くなっています。

パワハラとは?


上司が部下に言葉や態度による暴力を振るったり、できもしない執鋤な要求で精神的に苦痛を与えることです。
スウェーデンの産業医ハインツ・レイマンの「職場で受けるいじめの5段階」という理論があります。
1から5へといじめがひどくなっていくと、やがては部下が健康を害してしまうというものです。

(1)部下の自己表現を妨害する
(2)部下を孤立させる
(3)同僚の前で部下をこきおろす
(4)仕事上で部下の信用を傷つける
(5)部下の健康を危険にさらす

上司と部下だけでなく、正社員と派遣社員といった関係でも、こういった「パワハラ」いじめがあるのが、残念ながら現状でしよう。



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